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現在進めている研究テーマ
1.河畔林管理に関する研究
河畔林の存在は,水域への有機物供給,生物の生息や移動空間,栄養塩除去,景観形成など,様々な機能を有することから重要視されている.その一方で,狭い平野に人間活動が集中するわが国では,砂州の樹林化,出水時の河積阻害,流木化なども考えなければならない.このように,これからの河川事業には,河川の自然復元と防災とを同時に考えることが必要となる.
北海道低地帯における河畔林管理のシナリオ構築を目標に,河畔林の現状や課題,管理の目標像といった計画論に関する研究,どのように目標とする河畔林を再生,管理するかといった技術論に関する研究をテーマとしている.
前者については,ヤナギ林の地域分布,流水の撹乱作用に応じた植生配列,河畔林の発達と植物相との関係,治水面からみた林分構造などから検討している.後者については,稚樹の埋没耐性,異なる立地環境での河畔林再生試験などから検討している.また,治水面からは,どのようにヤナギ林の分布,伐採後の萌芽再生を抑制するかといったことも検討している.
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